7つの大罪
2025年11月28日
株式会社ハッピーコンビの荒井幸之助です。
世の中誘惑だらけ。
特にご飯前に飲食店街や食品店に行こうものなら、あれもこれもでなかなか決められません。
結局食べ過ぎてしまって、その後に後悔することを何度繰り返していることか。
そんな自分を戒める言葉はいろいろありますが、七つの大罪もその一つです。
その名の漫画もありますし、映画では「セブン」がそれをテーマにしています。
もともとはキリスト教で人の罪の源のことを指します。
傲慢、嫉妬、憤怒、怠惰、強欲、暴食、色欲。これらが7つの大罪です。
食べ過ぎはまさに暴食。戒めの対象です。
こういう戒めの言葉は他の宗教にもあります。
日本の仏教では、三毒というものがあり、貪(とん)、瞋(しん)、痴(ち)の三つがそれです。
貪は欲望、瞋は怒り、痴は愚かさを示します。
神道では、罪や穢れ(けがれ)を祓う対象にしています。
罪は神々や自然の調和を乱す行為で、河川を汚したり、殺人、窃盗、神事を汚すことなどがあります。
穢れは、病気や天災などで、罪とは人の行為によるものではないという違いがあるようです。
ちなみに神道でいう祓うとは、人を正すというよりも、自然のあるべき姿に回復させるという感じですのようです。
仏教や神道は少しわかりにくいところもありますが、7つの大罪は現代でも比較的わかりやすい概念です。
でも、日々の生活では、7つの大罪よりも7つの美徳の方が役立ちそうです。
7つの美徳とは、謙遜、慈愛、忍耐、勤勉、節制、禁欲、貞潔です。
7つの美徳も、あまりにストイックにならずにバランスを取るのが良いのでしょう。
SNSで個人が何でも自由に発言できるようになったことを嬉しく思う反面、7つの大罪を思わせるようなコメントや動画にあふれています。戒めるべき7つの大罪のネタにして、SNSを使ってビジネスに悪用する人がいるのは嘆かわしいことです。
でも、そうした極端な状況を楽しみたいというのは、変わらぬ人間の性なのでしょう。
こうした大罪が何となく許容される世の中に慣れてしまうと、どんどん世の中がディストピアになっていくように思えてしまいます。
美しく穏やかなユートピアの未来を築くためには、7つの美徳をもとに、人格者になるという勇気と覚悟、人の尊厳を守る気持ちを忘れてはいけないと思います。
価値感が多様化する現代においても、変えてはいけないことがあるのだと思うわけです。
さて、そんなことを思いながら、体重の増加に歯止めをかけるというミッションを胸に、あふれる美食に翻弄されながら、今日も暴食の大罪と対峙する。年末の東京駅にて。


