日産のリコール
2017年10月23日
こんにちは。
株式会社ハッピーコンビの中村です。
無資格の検査員が、完成車をチェックしたことに対して、法令違反を理由に121万台がリコール対象になりました。
今回のリコールは、検査員ではなかったことが問題となっていて、整備士とは違うのかもしれませんが、以前、自動車整備会社の方にお話を聞いたとき、自動車の電子化が大きく進化し、電子化に対処できる整備士(電装整備士というそうです)の育成が大変とのことでした。
どちらかというと、スパナやねじ回し、オイルで汚れた整備士の姿が浮かびますが、多様な電装品のスキャンツールや専用装備がないと自動車の高度化に対応できないのだそうです。
オートクルーズ(高速道の走行に便利な車速維持機能)は40年以上前から装備されていましたが、あくまでも上級オプションの位置付けでした。いまの時代はあらゆるグレードで安全装備、自動アシストなどの高度な電装化が当たり前になっています。
メーカー各社がしのぎを削って、競争を加速させるほどに整備士のキャッチアップも相当な負担になると容易に想像できます。