人工物と自然物
2025年09月03日
株式会社ハッピーコンビの荒井幸之助です。
大阪万博に行ってきました。
行く前日から、バタバタと万博のことを調べたこともあり、何かと慌ただしくも楽しい数日間となりました。
暑いなか、うろうろする時間が多くなり体力的に大変だったのですが、会場の前や中にいらっしゃる案内がかりの人達に助けられました。
数日間の短い滞在でしたが、他にも空飛ぶ車やガンダム(パリリオンの中には入れませんでしたが・・)も観ることができ、満腹とは行きませんでしたが、行って良かったと思いました。
今思い出すと、特に心に残ったのは、大屋根リング、そしてUAEパビリオンでした。
パビリオンについては、観ていないものが多数あるなかで、訪れることができた中から選んだことをお断りしておきます。
さて、大屋根リングは、今回の象徴的な展示物、構造物ですから言うまでもありません。
とにかく迫力がありました。遠くから見える姿と、間近で観る姿のギャップが面白く、とにかくでかくて高い。
それでいて、木造建築の美しさと繊細さ、人と自然との融合というような、日本らしさを感じました。
大屋根の上を歩いていると、何か懐かしい気持ちになりました。
時折吹く海風が暑さを和らげてくれるのが気持ちよく、多摩川の河川敷の歩道を散歩しているような穏やかな気持ちになります。
ここを歩くだけで、万博の会場や海などの景色を一望できるのも素晴らしいと思いました。
UAEのパビリオンは、その異国情緒が印象的でした。
中に入ると大きな柱が圧巻です。床には広く敷物が敷いてあります。
これらには特産品であるナツメヤシが使われているそうです。
また、会場で漂う甘い香りも、異国を感じさせる一つの要素だと思いました。
あとで調べると、この香りは乳香という中東などで宗教儀式などで使われる木の樹脂の香りだそうです。
この雰囲気の中でお茶も飲みたかったのですが、あまりの行列の長さをみて諦めました。
UAEのパビリオンには何か大屋根リングのような日本的な人と自然との共生や歴史を感じました。
後で調べてみると、UAEのパビリオンは建築家の隈研吾さんがデザインされたことを知り、なるほどと思った次第です。
自分の選んだ二つには、人工物と自然物の融合、のようなテーマがあるように思いました。
人類の生み出す最先端の技術。その可能性にワクワクしながらも、これまでゆっくりと時間をかけて作り上げてきた自然との共生文化にほっとする。そんな二面性を感じられたのが面白く感じました。
また、地球上にある知らなかった国の特徴を知り、そこから日本を見つめ直すこともできたことは良かったと思います。
それらの国々との関わりが互いの国の豊かさを生み出しているということ。
世界はつながっている、という当たり前のことを実感できました。
次の万博は2030年にサウジアラビアのリヤドとのこと。
また、2027年には横浜で国際園芸博があります。
楽しみは尽きませんね。
今度はちゃんと調べてから行こう。