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庶民感覚という罠

2019年07月24日

株式会社ハッピーコンビの荒井幸之助です。

 

庶民感覚というと、なんとなく良いイメージがあります。

 

実用日本語表現辞典によると、

「一般的な収入を得る市民が、生活を送る上で身に着けている感覚のこと。例えばスーパーに売っている野菜の相場や、公的機関の利用料などを指す。庶民感覚を持たないとされるのは一般的な収入を上回る家庭で育った人々などである。」

とあります。

 

近年、外国からのお客様が多く訪れていますが、そうした外国人向けのサービスでは、事業者のこうした感覚が邪魔になる場合があります。

 

国内のお客様向けのサービスをしてきた飲食店が、こうした外国人観光客向けにランチメニューを作ったのですが、結果はイマイチ。

 

そこで、知り合いの外国出身の方々に話をして、どんなメニューが良いか意見を聞いたところ、今のメニューは安すぎる、見た目が地味、など言いたい放題…でも、貴重なご意見ありがとうございます。

 

その声を元に作ったのが観光客向けスペシャルメニュー!外国人の好きな食材、見た目が豪華な食材を組み合わせて新しくメニューを作りました。原価をかけた分、値段も通常のランチの3倍です。

 

これらをいくつか合わせて、別に外国人向けのメニューとして作成して提供したところ、この我々にはかなりお高いメニューが出るようになりました。

 

あくまでも外国人観光客向けでしたが、今は日本人にも注目を集めており、客単価がグンと伸びました。

 

お店のコンセプトにもよりますが、こうしたお客様を意識した工夫が功を奏する事があります。

 

私たちは普段、一定の決まったお客様と商売をしていますが、それに慣れてしまうと、すぐそばに大きな市場があっても、その方々に合わせないで、今までと同じ内容で商売をしようとしてしまうことがあります。

 

それでうまくいかないと、やっぱりダメだ、と簡単に諦めてしまうのはもったいないなあと。お客様を知り、その方々に合わせた内容にして提供する方が大切です。

 

弊社でも、最近は外国出身経営者のご相談や顧問先が増えています。これを契機に、併設の社労士事務所では英語と中国語のサイトを作成したところ、海外からのご相談も増えています。

 

これから東京オリンピックも控えていますし、海外のお客様、市場に打ち出すことで、中小企業も成長できる余地があるのでは、と思います。

 

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