秋と冬の境目の蕎麦
2023年12月11日
株式会社ハッピーコンビの荒井幸之助です。
最近は時間が経つ感覚がますます速くなっていて、気づけばもう師走。この感覚、年齢を重ねるごとに速くなると思うと、ちょっと怖いんですけど・・。
季節の変わり目も、最近はグラデーションのように変化していくというよりは、ガチャン、と何かスイッチが押されて切り替わるような気がします。きっと季節の変わり目を意識するまもなく時間が過ぎていくからではないか、と思っています。秋と冬の切り替わりは、街中では秋のハロウィンから冬のクリスマスの装飾に変わることからわかりやすいですが、こうした商業的な理由から季節を知る、というのも面白いです。
私は秋が来た!と思うのは、お蕎麦屋さんに新そばの看板を見た時です。それからしばらくすると街路樹の銀杏の木が黄色くなり、冬に切り替わる、という感じです。
先日も、調布市にある深大寺のお蕎麦屋さんで新そばを食べてきました。毎年この時期の恒例にしているのですが、今回はバタバタして例年よりもかなり行くのが遅くなってしまいました。深大寺のおそば屋さんは、犬と一緒に入店できるところが多く、それを知ってか犬連れがとても多いです。お店にいる店員さんはもちろん、お客さんも犬連れに寛容なのでとても居心地が良いのです。先代の犬たちとの思い出もたくさんあります。
もう通い始めて20年近くになるお店で、毎年変わらない美味しいお蕎麦をいただきました。子供達も大きくなり、私よりもたくさん食べるのは当たり前になりましたが、美味しそうに蕎麦を食べる姿を見ながら、今年も一年が無事に過ぎていくことに感謝しました。
帰り道で写真を撮ろうとしていると、すれ違った犬連れのご家族の方に写真を撮りましょうか?と聞かれたのでお願いしました。その方の写真の腕が良いのでしょう、自分達ではこれまで撮ったことのないような本当に素敵な写真を撮っていただき、とても良い記念になりました。皆がにこにこしながらすれ違い、挨拶しながら互いを尊重し合う、そんな素敵な空間があることも、深大寺の魅力なのかもしれません。
今年も残りわずかになりました。皆様が平穏に年越しを迎えることができることを心からお祈りします。