ドラマの壁と現実の壁
2018年05月18日
こんにちは。
株式会社ハッピーコンビの荒井幸之助です。
ゲームオブスローンズというアメリカのドラマがあります。ちょこちょこ観ながら、ようやくシーズン6を見終わりました。
王座を争う駆け引きや迫力ある戦闘シーンなど、見所がたくさんあり、見るたびに先が気になり、物語に引き込まれます。
人間ドラマだけでなく、ドラゴンや魔術などが出てくるのもスパイスが効いていて面白いところですが、北からの侵略を防ぐための巨大な氷の壁での攻防戦は圧巻です。
壁といえば、アメリカ大統領のトランプさんがメキシコとの間に壁を作るとか、カナダとの国境にも作るとか、今もそんなことが話題になっています。
過去には中国にも万里の長城がありましたし、ベルリンの壁、イスラエルの壁もあります。こうした壁を作る心理は、今も昔も人の心にある恐怖心がそうさせるのでしょうか。
周りを海に囲まれて、他の国から物理的に距離を取っている日本。私には壁を作る感覚がいまいちわかりにくいです。乱暴というか、そこまでしなくても、というか。
ところで、昔は壁を作った中国では、今は陸と海のシルクロードで国々をつなぐことに一生懸命になっています。アメリカとは逆な方向性が面白いです。
もちろん中国は自国の拡大のために、自国の利益のために動いているのでしょうが、こうした行動にともない、世界ではどんどん中国の影響力が高まっているのは間違いないでしょう。
かつて壁を作った国がインフラを通して世界をつなぎ、新たに壁を作る国は世界を隔てていく。この二つの国のリーダーの姿勢は、これから世界をどのように変えて行くのでしょうか。そして将来、世界の王座には、誰が座ることになるのでしょうか。ドラマも現実の世界も、ますます目が離せません。