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色の曖昧さ 人の曖昧さ

2022年03月11日

株式会社ハッピーコンビの荒井幸之助です。

先日、履き慣れた靴がとうとう駄目になったので、新しく買うことにしました。
最近はネットで注文できるので、同じメーカーの同様の靴を購入することにしました。

色は以前から濃い茶色、と決めていたので、画像で茶色の商品を選び注文終了。
到着を待つことになりました。

後日届いた靴を見て、あっ!ということに。
そこには濃い青色の靴が・・。こんなの選んでないし。

仕方なく返品作業をしようかと思い、その靴のメーカーのサイトで同様の商品を確認しました。
間違いなく濃い茶色の靴ですが、よく見ると靴の説明書きに「Navy」の文字が。
実はその靴はもともとNavyだったようです。でもどう見ても濃い茶色だよ。

念のため、家族にもその画像を見てもらいましたが、茶色だよ、ということに。
結局、その靴の青色自体は悪くないので、そのまま履くことになりました。

そもそも青をなぜ茶色に間違うのか。
そこに疑問が芽生えたので、少し調べることにしました。

可能性として3つ考えました。
1.メーカーが画像を間違えた
・青色の画像を掲載するべきところ、茶色の画像を掲載してしまった。
 ⇒聞くとメーカーは間違えていないとのこと。そう見えてしまうことを知って驚いていました。

2.自分の目の老化・・
・老化によって黒と青などを見間違えることがあるらしい。
 でも、子供も自分と同じ色に見えたのだから、老化ではない!

3.目の錯覚
・「色の恒常性」で色を錯覚することがあるらしい。
 「色の恒常性」は人がものを見る時に、無意識に光の影響を補正して色を見ようとする視覚の働きのことらしい。
 ⇒これが怪しい。

以前、ネットで青色と黒色のドレスが、人によっては白色と金色のドレスに見える、という現象が話題になりました。
私も知人数人にこの画像を見てもらったところ、意見が半々に割れて不思議に思ったことを覚えています。
まさにそれが「色の恒常性」です。

「色の恒常性」は、物に光が当たっていたときに、その光に影響されずに物の元々の色を見ようとする働きです。
例えば、光に当たったリンゴがあると、そのリンゴが赤色でなくても、「リンゴは赤い」という先入観で色を見ようとすることです。

今回購入した靴のことを考えると、その画像を掲載した担当者がこの色の恒常性の影響を受けていたか、もしくは私や家族が影響を受けていたか、どちらかなのかもしれません。

いずれにせよ、同じ物を見ているのに、無意識に違うものとして判断していることって面白いです。
こうした人による認識の違いや錯覚は、実は至る所にあるのかもしれません。

ネットで何でもいろんな物が簡単に手に入る時代ですが、今回の色の曖昧さもそうですが、微妙な色や手触り、香りなどの違いは、まだまだリアルなお店がネットを圧倒していることを示唆しています。
また、こうした人の持つ曖昧さによって、相手に自分が意図しないメッセージや判断を行う可能性があることは、頭の片隅においておきたいものです。

自分の見ている世界って実は他の人とは見え方が異なる世界だったりして、なんて思うとお互いを理解する事って、何か小さな奇跡の連続、妥協の連続のようにも思えてきます。

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