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多様性の裾野

2022年09月29日

株式会社ハッピーコンビの荒井幸之助です。

「多様性の時代」ということが一時期からニュースや新聞をつうじて言われてきましたが、「多様性」とは何でしょうか。
ウィキペディアでは、「多様性(たようせい、英: diversity)とは、幅広く性質の異なる群が存在すること。性質に類似性のある群が形成される点が特徴で、単純に「いろいろある」こととは異なる。」とあります。

また、ウィキペディアの多様性の概念では、自然科学と社会科学で異なり、私たちが普段見聞きするのは社会科学的な概念であることがわかります。「社会科学や人文学(人文科学)において、多様性が社会の変化と発展に不可欠な要素とみられることがある。たとえば、グローバリゼーションなどにより、特定の文化や地域の持つ問題解決的発想の喪失などのデメリットが憂慮されることから、文化多様性・地域多様性などの概念が用いられている。また、価値観の多様性などの概念が用いられることもある。」

このように認識される多様性ですが、これはインターネットで個々の情報交換が盛んになり、これまで発現しなかった個人の考えが人目に触れることによって、多様性が見えるようになったとも言えます。SNS等をはじめとするツールやテクノロジーの発達がこの多様性の原因ではないかと思います。

このように一度ネットをつうじて解放された個々の情報は、再びネット上で似たもの同士の意見という群を作ることでまとまり、その群が大きくなることで社会での存在感を増す、という流れがあるように思います。

そうやって考えると、これまでリアルだけだった世界に「ネットの世界」が生まれたのが多様性の本質だと考えています。
私たちの暮らしているリアルな世界のすぐそこに、リアルでは発現しない価値観が飛び交う世界ができた、ということです。

そのため、リアルの世界だけで暮らしている住人には、主にSNSやマスコミをとおして流されるネット世界の住人の考えに大きな違和感を持つことも多いのではないか思います。

ネットの世界はビジネスの宝庫です。何せ新しいことがどんどん簡単に創れて試せるし、参加もしやすいからです。こうした背景にはスマホやタブレットというデバイスがあることが主な要因だと思いますが、メタバースの世界も、こうした新たなデバイスの進化と広がりで、ネットの世界を拡張していくと考えられます。ビジネスという強烈な後押する力でどんどん広げられていくと考えられます。

そうすると、またメタバースの世界という多様性が生まれます。今、世界はこの新しい多様性の広がりとそれをどう支配するかということについて、ビジネス界を中心として熾烈な競争が行われています。

私たちが生き物である以上、食べたり寝たりするリアルな世界で活動する時間はどうしても必要になります。しかし、それ以外の仕事や学校での活動が、リアルでなくても、オンラインでかなりの部分が代替できることに気づきました。これがメタバースでリアルな世界がどんどんバーチャルに再現されていくと、画面の前にいるだけでリアルで行ってきたさまざまなことがオンラインで行えるようになります。特に移動するという概念は、その目的も含めてこれから大きく変わるのだと思います。

こうしてネットの世界が多様化すればするほど、リアル住民との考え方の違和感や差は大きくなると思います。同じ国に住んでいても、隣の住人は全く理解できない異なる価値観を持つ、なんてことが当たり前になるということです。

その時、それを新たなビジネスチャンスと考えると、新しい世界の住人の価値観を理解することが必要になります。またそうした住人を理解するためには、人としてどう生きるかという自分の価値観や倫理観を確立したり保つことも大切になると思います。

多様性の裾野が広がる時代には、一つの世界にとどまるのではなく、すぐそこにある新たな世界への旅に出る勇気が求められるのではないでしょうか。

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