祈りと行動
2024年01月06日
株式会社ハッピーコンビの荒井幸之助です。
本年もよろしくお願いいたします。
今年は、1月1日に能登半島地震という衝撃的なニュースがありました。
この文章を書いている今もその影響が続いています。
被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
今回の地震のように世の中には想定外の出来事があります。
特に自然災害の多い日本では、さまざまな自然災害が私たちを襲います。
でも、今回の地震がなぜ1月1日に起こるのか。なぜその地域なのか。
いくつも疑問が浮かびますが、自然の営みは人間の営みとは無関係。
いつどこで起こるかはわからない、無情なものです。
自然災害などへの不安を弱めてくれる方法の一つに初詣があります。
神様に祈ることで、こうした不安が解消できると思っています。
今年もいつもの神社でお参りしました。
お参りは神様に語りかけるという形を取ってはいます。
しかし、これは心の不安を消し去り、安心するための儀式というのがその本質だと思います。
そこで購入するお守りなども、人が安心するための仕組みだと言えます。
こうした神様に語るという行為には、もう一つ大切な効果があります。
それは、自分がコントロールできない現実があるということを気づかせてくれること。
そのことによって、人を謙虚な気持ちににさせてくれることです。
自然災害を人はコントロールできない。
人の無力さと安心への祈りが、人を謙虚な気持ちにさせてくれます。
でも、ただ謙虚さを抱くだけでは、危険を避けることにはつながりません。
その謙虚さから導かれる行動を取ることが生きる上で大切だと思います。
自分の住まいに関する潜在的な危険を把握しているだろうか。
危険に対して有効な対策を取っているだろうか。
特に危険な場所に立地している住まいは、移転を考える必要もあるでしょう。
そうした行動こそが、安心につながります。
住み慣れた土地への愛着は人それぞれ、かけがえのない大切なものだと思います。
でも、過去に縛られて人生を失うことになったら本末転倒です。
命を守るために、避けられる危険はできるだけ避ける行動を取る勇気が必要だということを思い知らされます。
命を守り、つなげる選択を。
祈りや願いも大切だけど、それを行動にすることが重要。
特に経営者は、願いや思いを着実な行動で形にしていきたいものですね。