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かごに乗る人担ぐ人そのまた草鞋を作る人

2023年01月09日

株式会社ハッピーコンビの荒井幸之助です。
本年もよろしくお願いいたします。

2023年です。
今年はどんな年になるのだろうか！というワクワク感が、年を重ねるにつれて薄れていくように思うのは気のせいにして、
今年も良い年にするぞ！という昭和生まれらしい気合いだけは、しっかりと入れていこうと思っています。

近所の神社に初詣に行くと、そこだけは人であふれかえっていました。
毎年変わらぬこの光景を見ながら、こうして皆で集まり同じ行動を取るから気持ちを新たにすることができるのだと実感しました。
こうした行動をあえて取ることが竹の節のように、淡々と刻まれる年号とは別に、心に何か区切りを付けて年を重ねている証になるのだと思いました。
単身世帯が増える中、この神社のような気軽に集まれる場所の存在がますます大切になるのだと思います。

無事にお参りした後でコンビニに寄りました。
そこはいつもと変わらず人で賑わっていましたが、トイレに入ろうとするとお掃除をしている人がいます。
熱心に掃除をしているので、私がいることに気づいていないようです。
なんとなくその掃除をする姿を見ながら待っていましたが、そのひたむきな姿を見て、「かごに乗る人担ぐ人そのまた草鞋を作る人」という言葉が頭に浮かびました。
これは子供の頃に祖母から教えてもらったのですが、私はいろんな人がいろんな仕事をしていてくれることに感謝すること、と解釈しています。
こうした方々のおかげで健やかで気持ちの良い生活が送れていることに改めて気づかされました。

私たちが生きている環境では、水も電気もガスも家に居ながら使えますし、道路も歩道も綺麗だし、無料の公園もたくさんあります。
警察官が町を見回りしてくれて安全を守っているし、車や電車で移動が便利。美味しいラーメン屋もたくさんあるし、映画もアニメも定額見放題の贅沢。

こうした環境があるのは、誰かが何かで働いてくれたから、働いてくれているから。
お金を稼ぐという目的はあるにしても、そのおかげで豊かな環境が整い発展していく。

いろんなコトが自動化されていくと、ロボットに感謝することやAIに頭を下げることも増えていくのだと思う。
そういうところが人の心の良いところではないかと思った。

自分もその環境をつくる一員として、感謝を胸に今年を過ごしたいと思いました。